高等学校を卒業した者または高等学校卒業者と同等以上の学力を持つ者を入学資格とし、４年間（医学、歯学、薬学の一部、獣医学に関する課程については６年間）の教育を行う教育機関です。

　学校教育法では、大学の目的について、「大学は、学術の中心として、広く知識を授けるとともに、深く専門の学芸を教授研究し、知的、道徳的及び応用的能力を展開させることを目的とする」とされています。大学は学術の中心であり、最終段階の学校制度ですから、学問の専門化、多様化等に応じた「専門の学芸」を深く教授研究する場所です。また、大学は単に教育活動のみや研究活動のみを行うのではなく、教育と研究を相互に相助けてその機能を発揮します。

　大学の教育内容は最終的には各大学において決定されていますが、その教育課程、学部・学科等の組織、校地・校舎等の最低基準が国の大学設置基準で決まっています。卒業要件は、４年以上在学し１２４単位以上を修得することとなっています（医学・歯学については６年以上１８８単位以上、薬学の一部については６年以上１８６単位以上、獣医学については６年以上１８２単位以上）。

　卒業すると学士の学位が授与されます。