「学生が何を学習するのか」または「学習活動に応じた学習目標」を縦軸（評価規準）に置き、それに対し「学生が到達しているレベルを示す特徴を記述したもの」を数段階にわけて横軸（評価基準）に置き、マトリクスにしたものを使って学生の学習成果を評価する方法です。アメリカで開発された学習成果の評価方法の一つです。テストによる学習成果の評価では、知識や理解度は評価できますが、思考・判断、関心・意欲、態度、技能・表現については評価しづらかったために、このような評価方法が導入されています。あらかじめ評価の基準が示されていることから、評価する側と評価される側の認識が共有される、複数の評価者による評価のズレを防ぐことができるなどの長所があります。大学では、例えば、レポートの評価、学生の活動や作品・演出・実験の評価、プレゼンテーションやグループ活動の評価などで活用されることがあります。アメリカでは、複数の大学間で共通に活用することが可能な評価指標の開発が進められています。